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フェレットのアリューシャン病

フェレットのアリューシャン病に関しての説明と当院での基本方針です。それぞれ状況により異なりますので詳しくは診察をお受けください。

アリューシャン病
アリューシャン病はパルボウイルス感染によって起こる感染症で、もともとはミンクにおいて初めて報告されましたが、 フェレットも感受性があります。

フェレットにおける感染は持続性感染が特徴で、長時間体内に存在します。アリューシャン病の典型例では 過剰な免疫複合体がさまざまな臓器に悪影響を及ぼします。

便、尿、血液にウイルスの排泄があったとされる文献もあり、他フェレットへの感染源になる可能性もありえます。
ただしウイルスに感染していても症状の発現しない例の方が多いようです。

アリューシャン病はフェレットにおいて消耗性疾患としての症状を示すことが多いですが典型的な症状はなくさまざまな症状を起こします。
代表的なものには体重減少、元気食欲の低下、肝腫大、脾腫大、貧血、下痢、血便、虚弱、振るえなど様々な神経症状があります。

代表的な症状と血液検査にて単クローン性の高γグロブリン血症および抗体価陽性でアリューシャン病の疑いと仮診断します。
現在、ウイルス抗原自体の検出は遺伝子検査にて行ないます。

治療法
完治させる決定的な治療法はありませんが、過剰な免疫複合体の形成を防ぐこととウイルスの増殖を防ぐために ステロイド、メラトニンを軸にその他、支持療法を行ないます。

インターフェロンはその種類によって種特異性が高いため現在使用可能な他の動物のインターフェロンの使用では 効果はある程度限定的だと思いますが、それを考慮したうえで使用する例もあります。
過剰な免疫介在反応が抑制しきれない場合はその他免疫抑制剤の使用も考慮します。

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