札幌市東区あつき動物病院

お問い合わせはこちら 休診日:金曜、祝日

猫の乳腺腫瘍

猫の乳腺腫瘍は全ての腫瘍の中で3番目に多く発生します。 猫では乳腺腫瘍のほとんどが悪性です。
避妊していない猫は1回目の発情後に避妊手術を行った猫に比べて発生リスクが7倍増加するため 乳腺腫瘍の予防には早期の避妊手術が有効です。

猫の乳腺癌は侵襲性が強く、しこりを発見したときには既に転移していることもあります。

組織生検は通常行いません。
乳腺の細胞診は良悪の判定が困難ですが 腫瘍性かそうでないかの判断のために実施することはあります。 また腫大したリンパ節への転移の確認のために細胞診を実施します。

治療は一般的に外科的摘出です。
摘出する方法は様々ありますが(腫瘤切除、局所乳腺切除など) 猫では悪性のことがほとんどのため、通常、根治を目指し片側乳腺全摘出を行うことが多いです。

猫では術後の化学療法としてドキソルビシンの有効性が報告されています。

猫の乳腺腫瘍は悪性度が高く、局所再発や転移も多いですが 腫瘍をそのままにしておくと自壊し感染を起こし、悪臭を放ったり 本人が気にして舐めてさらに悪化したりと生活の質が悪化します。

大きなしこりがあるが高齢で手術を実施するのを避けたい場合に 腫瘍の自壊による生活の質の悪化を防ぐため、短時間、低侵襲の局所摘出を実施することも 可能です。

胸にしこりを見つけたら、小さいうちにまず動物病院へ相談をお勧めします。

あつき動物病院ブログ