札幌市東区あつき動物病院

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犬のマダニ予防の重要性

マダニはダニ類の中でも大型で、吸血時に病原体を橋渡しする病原体媒介動物です。
マダニは山林だけでなく公園や河川敷などでも生息可能なため、身近な場所でも吸血されます。
つまり、いつものお散歩コースでも感染する可能性があるということです。

マダニの活動時期は春先から夏にかけて吸血動物に寄生し、産卵します。
この卵から孵化した幼ダニが秋に大発生し、さらに吸血するため、春から秋頃まで寄生の可能性があります。

マダニ媒介性感染症の予防
マダニ媒介性感染症の病原体は唾液を介して動物に伝播します。
刺されてもすぐに病原体が伝播するわけではなくタイムラグがあることがわかっており 犬に重篤な貧血を引き起こすバベシア原虫の伝播は吸血開始後2日以降と考えられています。

最近、人で報告が増えてきている重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は調べた範囲では伝播のタイミングは不明です。
SFTSウイルスに感染した犬や猫から人への感染の可能性も示唆されています。

そのためマダニの予防薬は速効性が大切になってきます。
薬の種類にもよりますが、現在当院で使用しているマダニの予防薬(チュアブルタイプ)は 12時間後には99%、24時間後には100%の駆除効果があります。

その他、大切なことは動物の体についたダニを無理に取ったり、つぶしたりすると 病原体に感染する恐れがありますのでマダニの付着が確認され、容易に取れない場合は動物病院への受診が必要です。

マダニの予防にはスポットタイプ(皮膚にたらすもの)、チュアブルタイプ(おやつタイプ)がありますが 効果の速効性、シャンプーをしても効果が落ちないことなどを考慮するとチュアブルタイプがおすすめです。
春になったら動物病院で処方してもらいましょう。

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