札幌市東区あつき動物病院

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フェレットの腸閉塞

腸閉塞とは何らかの原因により腸の中で食べ物や消化液などがつまってしまう状態です。

フェレットでは異物、腫瘍、消化管機能低下などにより引き起こされますが、圧倒的に多い原因は異物による閉塞です。
犬や猫と異なり、スポンジやゴム、毛玉などによる小腸の単純な閉塞が多くみられます。
体が小さいため、1cm程度の異物でも形状によっては簡単に詰まるので注意が必要です。

症状は閉塞時の状況にもよりますが、食欲廃絶、嘔吐、少量の粘液便を繰り返す、ぐったりする等が多くみられます。

診断には触診、レントゲン検査、エコー検査、血液検査、消化管造影検査を行います。
経過や検査結果、フェレットの状態により異なりますが、緊急の手術が必要な場合も多いです。
不完全閉塞などで比較的状態が良い場合は入院下で絶食絶水し、点滴治療の反応を見ることもあります。

フェレットの消化管の縫合、吻合は腸がとても小さく薄いため、繊細な手技が必要です。
フェレットの手術に慣れた動物病院での手術をおすすめします。

フェレットの状態にもよりますが、手術翌日から流動食を開始し、腸管の裂開が多いとされている術後3、4日を乗り切り 体調の回復、順調な排便がみられたら退院とします。
フェレットでは消化管の手術後、一時的な便性状の悪化が比較的よくみられるので注意が必要です。

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