札幌市東区あつき動物病院

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犬の食物アレルギーの検査結果の解釈 その2

アレルギー検査結果(IgE、リンパ球反応検査)からアレルギー反応のない原材料を 選ぶことになりますが、その際に主原料を選ぶときに食物間の交差性を考慮したり 油やスターチに残留するアレルゲンタンパクも考慮するとより確実です。

犬では牛肉←→ラム、卵←→鶏肉の間にアレルゲンの交差性が示唆されていますが 詳しくはわかっていません。 そのため、ある程度人の報告を参考にします。
当院ではサケ←→その他の魚類、牛乳←→ヤギミルクは最低限控えて 牛乳←→牛肉、小麦←→大麦、ライ麦など穀類も可能なら控えます。
わかりやすい考え方としては検査で異常値を示した食物と同一の種、属に分類される食物は避けるというものです。

油は少量のタンパク残留が報告されており、このような少量の残留タンパクに 反応する過敏な例もあるので、可能なら食べ物を選ぶ際に考慮します。

低アレルギー食によく含まれている、コーンスターチはトウモロコシから抽出した糖類ですが 残留タンパクはごく微量と言われており コーンスターチによってトウモロコシアレルギーによる皮膚症状は起こさないと言われています。 当院ではトウモロコシアレルギーの例では可能なら避けますが 選ぶ食事がなくなる場合は、上記の報告より問題ないと考えます。

このようにアレルギー検査結果は単純に陽性、陰性だけで判断するといい結果が得られないことがあります。

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