札幌市東区あつき動物病院

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犬のマラセチア性皮膚炎

マラセチアは外耳、口周囲、肛門などに常在する酵母菌です。
マラセチア性皮膚炎はマラセチアに対する過敏反応や過剰増殖が原因で起こります。

増殖する原因はアトピー、食物アレルギー、ホルモン疾患、角化異常など基礎疾患を有していることがほとんどです。
そのため頻繁に再発する場合は基礎疾患を探すことが重要になります。

症状:軽度から強い痒み、脱毛、表皮剥離、赤み、脂漏。
慢性化すると苔癬化、色素沈着などアトピーの慢性化病変に類似します。
特有のにおいがするのも特徴です。

診断:皮膚のスタンプ標本を染色し顕微鏡で観察します。
100倍の視野で2個以上のマラセチアが検出される場合は過剰に増殖しているといえます。

治療:抗真菌剤含有のシャンプーで週1~2回シャンプーを行います。(頻度は状態によります)
症状が強い場合は抗真菌剤の内服を行いますが、当院ではイトラコナゾールのパルス療法(週に2回投与)をまず2~4セット行います。
反応が悪い場合は1日1回連日投与に切り替えます。

基礎疾患がない場合はこれで改善しますが 反応が乏しい場合は基礎疾患を疑い、血液検査、ホルモン検査を行います。
アレルギーが疑われる場合はアレルギー検査や試験的な治療も行います。

再発予防のためには抗真菌剤含有シャンプーで定期的に洗っていくことが必要です。

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