フェレットの毛球症

2018/12/4

札幌市東区あつき動物病院です。比較的よく見るフェレットの毛球症についてです。

フェレットではグルーミングによって自分の毛やごみなどを食べてしまい、それらが胃の中に留まり大きな固いかたまりになってしまうことが多々あります。

症状としては無症状から吐き気、嘔吐、食欲不振、胃潰瘍による黒色便など様々です。
あまりにも大きくなるとラキサトーンなどの毛球除去剤は効果が少なく、また仮に小さくなった場合に胃から流れていき腸に詰まってしまうリスクが大きくなるため、通常は手術もしくは内視鏡にて摘出を行います。

猫も毛玉はよく出来ますが、多くは吐いてしまうためこのようなことはあまり起こりません。

フェレットは本来吐くことも少ないので、吐き気が増えてきた場合はこのように毛玉も考慮する必要があると思います。

フェレットのバリウム検査による毛玉のレントゲン写真です


フェレットで食欲不振、嘔吐症状の治療はあつき動物病院へご相談ください。