フェレットの強制給餌用フード 2023年

2023/12/1

札幌市東区あつき動物病院です。当院ではフェレットの診療に力を入れており勤務医の時から15年以上フェレットの診療経験があります。今回はフェレットの強制給餌用のフードについてです。

フェレットが病気で食欲が落ちた時に、そのままにしているとどんどん体重が落ちて弱ってしまいます。そんな時に栄養を補助してあげるためのフードが様々あります。

当院ではテクニケア、肉食小動物用クランブル、カケシアを主に使用していましたが、特にカケシアを食べると下痢をするフェレットがある程度いるため、最近ではカケシアの代わりに同じメーカーのチューブダイエット「ハイカロリー/高たんぱく」を使うようにしています。

カケシアはタンパク質29%、脂質55%。ハイカロリーはタンパク質43%、脂質28%と脂肪が約半分となっています。高脂肪の食事はやはり下痢を誘発しやすいのでこの差は大きいと思います。

ハイカロリーでも下痢をする例はありますが、嗜好性も比較的よく、水に溶けやすいのでシリンジでも与えやすく重宝しています。

ただハイカロリーもカケシアも下痢をする例が一定数いるため、イースター社のテクニケア、肉食小動物用クランブルがいいのではないかと思っています。ただ、嗜好性があまり良くないのと完全には溶けないためシリンジで強制的に与えるのが難しいのが難点です。

過去のフェレットの強制給餌についての記事もご参照ください。

高栄養パウダーの代替食

フェレットの強制給餌

あつき動物病院のfacebookではハイカロリーやカケシアの溶かし方について説明していますのでご参照ください。

札幌市でフェレットの治療にお困りでしたらあつき動物病院までご相談ください。