フェレットが病気で食欲が落ちた時に、そのままにしているとどんどん体重が落ちて弱ってしまいます。そんな時に栄養を補助してあげるためのフードが様々あります。
当院ではテクニケア、肉食小動物用クランブル、カケシアを主に使用していましたが、特にカケシアを食べると下痢をするフェレットがある程度いるため、最近ではカケシアの代わりに同じメーカーのチューブダイエット「ハイカロリー/高たんぱく」を使うようにしています。
カケシアはタンパク質29%、脂質55%。ハイカロリーはタンパク質43%、脂質28%と脂肪が約半分となっています。高脂肪の食事はやはり下痢を誘発しやすいのでこの差は大きいと思います。
ハイカロリーでも下痢をする例はありますが、カケシアと同じく嗜好性も比較的よく、水に溶けやすいのでシリンジでも与えやすく重宝しています。
過去のフェレットの強制給餌についての記事もご参照ください。
あつき動物病院のfacebookではハイカロリーやカケシアの溶かし方について説明していますのでご参照ください。