札幌市東区のあつき動物病院です。腫瘍科診察に力を入れています。
今回は犬猫の腫瘍科関連、体表面(皮膚、皮下)にできている小さな腫瘤(主に良性腫瘍)を局所麻酔下で摘出するお話です。
本来、皮膚にできた“できもの“腫瘤を切除するには全身麻酔をかけて行いますが
高齢だったり、基礎疾患があったり、すごく小さなしこりであったりと全身麻酔をかけるのを躊躇するような状態のことはよくあります。
そういった場合、当院では全身麻酔をかけず局所麻酔にて摘出することが可能です。
局所麻酔下で摘出できる要件は主に以下のとおりです。
・腫瘤サイズが8mm以下
・良性腫瘍、ポリープ
・頭部、四肢、尾以外の皮膚に余裕がある部位(主に胴体)
・大人しい犬猫、フェレット
完全な無菌状態で手術できないので感染のリスクや止血が不完全になる場合
万が一悪性腫瘍だった場合に取りきれないなどのデメリットもありますが
全身麻酔をかけずに小さな腫瘍・腫瘤を取れるのは大きなメリットです。
もし高齢で麻酔をかけたくないけど、しこりを取ってあげたいとお考えの飼い主様はあつき動物病院に診察にいらしてください。
腫瘍科認定医による診察後、局所麻酔下での摘出が可能かどうか判断し飼い主様と相談して摘出を実施するか決めましょう。
当院の診察は予約制ではありませんので診察時間内にご来院ください。
診察時間終了間際の処置は行えませんのでご注意ください。