札幌市東区のあつき動物病院です。
犬アトピー性皮膚炎の新しい治療薬ゼンレリアを当院でも使い始めていますが今のところ良好な感触を得ています。
ゼンレリア(イルノシチニブ)とアポキル(オクラシチニブ)の治療反応性を比べた新しい論文があり、それを見ると投与2週目まではほぼ同等にかゆみを抑えているようですがそれ以降ではゼンレリア(イルノシチニブ)の方が有意にかゆみを抑えてくれるようです。
作用部位の違いによってゼンレリアはアポキルに比べ炎症を抑える力があり皮膚の赤みや炎症が強い場合でもステロイドを使わずに治療ができるのでステロイドを使えない、使いたくない場合にも役立ってくれそうです。
犬アトピー性皮膚炎治療のファーストチョイスとして使用しても良さそうな薬だと考えられます。
可能であれば免疫を調整するシンバイオティクスを腸活として併用すると良さそうです。
札幌市で犬のアトピー性皮膚炎や皮膚病でお困りでしたらぜひ、あつき動物病院へご相談ください。