犬猫の皮膚病に漢方薬の併用がおすすめです

2019/11/19
犬猫の漢方薬

札幌市東区あつき動物病院です。犬猫のなかなか治らない慢性的な皮膚病治療に漢方薬の併用療法についてです。

犬猫の皮膚病、特にアトピー性皮膚炎の治療では従来のステロイド、オクラシチニブ、シクロスポリン、インターフェロン、減感作療法に外用薬、シャンプーを含めたスキンケアを併用して治療していくのが標準的な治療方法で当院でも実施しています。

それら一般的な治療で十分満足いく効果が得られる場合はいいのですが、アトピーの標準的な治療では痒みや皮膚炎のコントロールが難しいペットがいるのも事実です。従来ではこれ以上痒みを取ってあげるのは難しいとされていたのですが、オゾン療法を併用することによりアトピー性皮膚炎の痒みや皮膚炎を抑えてあげられる例がありました。

それに加え、当院では漢方薬の併用も行っています。漢方薬は自宅で飲ませられるため、通院の頻度が少なくて済み、動物用に調整された漢方薬のため飲ませやすいのが特徴です。漢方薬は副作用が少なく、従来の標準治療に併用することによって痒みや皮膚炎のコントロールが良好になる例があります。

漢方薬は以下のような場合におすすめです。

・アトピー性皮膚炎の痒みのコントロールが困難な場合

・基礎疾患や副作用などで薬が使えない、体に負担の少ない治療がしたい

・アロペシアXなど脱毛症の治療に

アトピー性皮膚炎や脱毛症、再発性膿皮症などさまざまな皮膚病に漢方薬を使って治療することができます。犬猫フェレットの皮膚病でお困りの場合は、一度あつき動物病院の皮膚科診療を受診ください。